2011年2月28日月曜日

No.0004 sorry for long absence
- すまんかった!

色々あって、間があいてしまった。
申し訳ない。
今後ポツポツ追加予定なので、よろしく。

2009年11月24日火曜日

No.0003 "Eden Lake"
(邦題:バイオレンス・レイク)

あー、第一発目ですね。もともと、このブログを以前から計画していた段階で、最初に本作を取り上げようと思っていたわけですよ。最初に見た時、「こいつはなかなかいいぜ!?」って思ったし、当時はまだ日本でリリースされるって情報持ってなかったし、一発目にはちょうどいいかな、みたいな感じだったわけだが。

その後、まぁ、色々あって、ちょいと時間がかかってしまって、やっと一作目の紹介になるんだけど、なんだよ、日本で出てんじゃん(2009年10月9日リリース)!しかも、なに、その邦題、暴力金融会社みたいな(笑)。クレームこないのか?しかも、あの、アルバトロスの販売だろ?ちょっと知ってる人なら、避けちゃうんじゃないか?その上、これはいつかここでちゃんと書こうと思うんだけど、なんでパッケージデザインが酷いの?そもそもこんなシーンないし(パッケージデザインの詳細については本文下のリンクをたどってくれぃ)。

日本でリリースされる無名な作品のパッケージってさ、全部一人の下手クソなエアブラシ使いのデザイナー(?)がやってんのかよって思うぐらい、酷くね?どっかで見たことあるデザインをパクッて、且つ、下手な合成で、なんかどうしようもないよな。これで売ろう(あるいはレンタルさせよう)ってんだから、きっと、やる気がないか、金がないんだな。ああああ。創造的にも金銭的にも貧乏な業界の裏側が見える気がする(笑)。映画自体が劇場公開で儲からないわけで(ちなみに本作は劇場公開していない)、それを回収するためDVD(今度はBDが本命ですけどね)で大々的にやらんと、せっかく買付に行ってる営業(という表現?)も報われないよね。もちろん、ダメダメな作品を、さも「凄いですよこれ!」って売るのは、良心が痛むはずだが(笑)、こと本作に限っては、スリラーとして出来がいいので、ファンとしては「こんな売り方は納得できん!」というわけで、どうせ担当レベルじゃ話にならんので、担当者の上司と密に話がしたい!

というわけで、本題に入るが、その前に、No.0001でも書いたが、「ネタばれ」云々はここで通用しないので注意。ワシは、ワシが書きたい事を、勝手に書くので、そこにネタばれが含まれていようといまいと(意識して隠す場合はあるが)、「ネタばれはダメですよ」なんつー突っ込みは、ワシの知ったことではない。むしろ、そこを楽しんで欲しい。ほんとに言いたい事書くから(笑)。な!だから、ネタばれが嫌いな人は、ビデオを見てから読め。気にしない人は好きにせい!

前置きが長くなった、すまん。

で、まぁ、本作、出来がいいのよ。観てて、ビビビって電波くるわけよ。とにかく、ガキどものテンションが高いのがいい。Brett がなかなか Jenny を捕まえられないんで、だんだんテンパって来るんだけど、もう、いかにもクソ生意気で頭の悪いガキがテンパってブチ切れて、仲間に(Brettは仲間だと思ってるけど、他の連中は、とりあえず面白いから付き合ってるだけかも(笑))当たり散らすあたりは、もう、Brett いいぜ!もっと怒れ怒れ!って感じ。

それに、Jenny が、まぁ、当然演出なんだけど、すげー体当たりで汚れてるのな。汚れ具合がグチャグチャでいい。ハリウッド映画で最近どうなんだろ、最近あまり見ない気がするな。もっともおフランスのホラーは頑張ってるんで、そのあたりの影響もあるんだろうけど。

そうなんだよね、この作品、イギリス製なんだよ。ガキがしゃべってる英語がね、どうも米語じゃないなぁ、って最初の印象で。英語字幕見ながら観てたんだけど、へー、こーゆー使い方するんだ?みたいな部分もあったりして。多分イングランド系なんだろな。「F**K」はほぼ同じような使い方だけど、発音も違うしな。

ああ、日本語の字幕だと「一人前のギャングだな」ってところ、英語だと「見ろよ!トニー・モンタナだぜ!」って言ってるのな。トニー・モンタナって「スカーフェイス(Scarface)」の Al Pacino の役名だよ。イギリスのガキはみんな見てんだろな。そうでないと、あのセリフに説得力がない。Scarface 観るのが、ガキ共の(ここではギャング予備軍の)必須科目なんだろ。ついでだが、犬の名前が「Bonnie and Clyde(俺たちに明日はない)」なあたりもギャング気どりが共通でクスリと笑う部分な。

ラストは思いっきり救われないので、観る人によっては「ええ?そんなぁ!」ってな感じで、あるサイトの(個人の書き込みの)映画評では「観るべきじゃない」なんて書いてあったり。何考えてんだよ。観てる者の期待を、どう裏切るかで、映画の評価は決まる部分もあるんだぜ?あのまま Jenny が車で消えていったり、Brettが拘留されるところが映って、満足か?そりゃ観る映画のジャンル間違えてるよ。まぁ、逆にワシが「え?こんなオチで良いの?作ってる側はそれで満足なの?観てる人、皆これで良いって思ってるの?」ってな感じで”悪い裏切り方”されると、まぁ、ワシはキれるけどね(笑)

恐らく、観てる人は Jenny に感情移入してるんだろな。そこが違うんだよ。これは、実は「ある悪ガキギャングの成長物語」なんだよ。Brett が如何に道を踏み外しながら田舎のギャング(笑)として、のし上がっていくか、の最初のステップを描いた作品なんだよな。そしてそれを Jenny の視点で描いているわけ。勘違いしちゃいけない。

Brett は親父( Jon )がムショ出だからっつー隠されたコンプレックスを持ってるんだけど(少年院に入りたくねーよって言う仲間に食ってかかるところとか)、ラストは親父(およびその取り巻き。いつもは面白いから付き合ってるだけかもしれないけど(笑))のとっさの判断で救われるわけよ。そう、ギャングの基本構造はファミリーなわけよ。Jon がどこまで事実をつかんであの行動をとったか、正確にはわからないけど、いつも悪さばっかしてる息子の言うことを100%信じるわけねーよ。でも、Mel の子供(顔の特徴から恐らく Paige?)が殺されたっつーところで、ファミリーとか仲間とかを守らにゃならねーっつー、ギャングの親分肌(というより、無理やり巻き込んでビビる奴は脅迫)が出たんだろな。だから Brett は、もう、怖いモン無しなわけよ。だから、ラストがサングラスで気取って・・・。同時に、Jenny は・・・で、他の親たちも Jon に同調。子供たちが Brett の言いなりで、親たちは Jon の言いなり。誰か裏切ったらもしかしたら殺されちゃうわけ。ほら、ギャングじゃねーかよ。Brett と Jon との親子の絆も深まるし、より(犯罪の)深みにハマっていくわけよ。標準語しゃべる金持ちの都会モンが田舎者しか知らない秘密スポットに来ていじくられても文句なんか言えねーよ(笑)!そういう映画だ!

本作、日本版は16:9のステレオなんだよね(英語、吹き替えとも)。ワシは英語版のBDも観てるんだけど(DVDは観てないから知らないけど)、2.35:1で5.1chなのよ。映像は上下を足して両側を切ってるので、あまり違い分かんないけど(でもでかいTVだと違うよね)、音声はステレオより絶対5.1chがいいよ(もちろんAVのシステムの能力にもよるだろうけど)。日本版をレンタルして内容を知っておいて、BDを輸入して再度観賞するというのが、ワシのお勧め。ちなみにイギリスから買うとPAL仕様だから、BDでも動くかどうか知りません。アメリカから個人輸入するかどっかの輸入業者から購入するしましょう。

というわけで、本作の評価だが、ワシ的には大満足な作品で85点といったところでしょうかな。

ただ、ホラーかどうか、ジャンルが微妙。ゴア描写も少ないし、別に無敵の殺人鬼も出てこない。現状ホラーというジャンルが広がりすぎていて、正直、本作でも「ホラーでひとくくりに分類されても困る」というのも個人的に無きにしも非ず。IMDbの分類は「ホラー」「スリラー」だけど、allcinemaでは「サスペンス/ホラー」なんだよね。ワシ自身も、どう分類していいかわからん。「スリラー」がいちばん近いかも、と思うが、それだけじゃない。で、確かに暴力的だが、「バイオレンス」ってほどか?(あ、日本語タイトルは「バイオレンス・レイク」だった(笑))血も出るが「ゴア」でもないだろ。自主映画だったらもっと過激に暴力的にも、逃げる女性の肌も露わに破廉恥に出来たかも知れんが、子供(というか悪ガキ)が出てくるし、一般公開しないといけないし、レイティングの問題も売り上げを大きく左右するし、「とりあえずホラー枠にしとけ」という作り手側の意図的な枠作りがあるんじゃないかってところも気になる。なんてことは、いずれ触れたいネタだね。

以上。

■ここから下は関連するリンク。無理してクリックしなくていいぞ(笑)

allcinema:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=334727
IMDb(英語):http://www.imdb.com/title/tt1020530/


※タオルも予想外だったが、トニー・モンタナの衣装があるとは思わなかったぜ(笑)>Amazon.com
 やっぱりリスペクトするやつ多いんだな。

2009年11月10日火曜日

No.0002 supplementation A - 補足(1)

広告、アフェリエイトおよびリンクについて:
残念ながら表示する。単に「もしかしたら小遣いの足しにも?」といった程度。
勝手に表示されるGoogle Adsenseのリンク先とは一切関係ない。また、Amazonその他の購入先リンクの場合は、ワシの書いた内容で少し興味を持った場合に読者が購入を容易にするためである。クリックさせるあるいは買わせるように記事の内容を捻じ曲げてしむけたり、購入を促すためにワシの評価内容が変わるわけではないことは、ここではっきりさせておきたい。。
何故この補足が必要かというと、No.0001の記事で「書く内容については、どこからも金をもらわないし、誰からの圧力も受けない。それだけは守る。ワシは提灯持ちでも宣伝役でもない。」と書いているにも関わらず、宣伝やリンクが表示されることに疑問を持つ読者もいるであろうことを予想したためである。ここをはっきりさせたくて書かせてもらう。

もっとも、記事にした作品が現時点で購入できる可能性が低いケースの方が多いと考えるがね。

No.0001 First of All ‐ 最初に

基本方針:
まぁ、ややこしいことは抜きにして、 とりあえずワシが観た映画をワシの勝手な価値判断で好きな事を書き散らす、ということを進めて行くのである。言いたい放題で文句ばかりになると思うが、そんなあたりも味だと思って考慮して読んでくれると嬉しい。

対象:
対象読者は日本語で書くので日本語が分かる人向け。
対象作品は、当然映画だが、日本公開されていない作品や、すでに日本では廃盤だったりDVDでは出てない作品も対象になる予定。ここを読んだことでAmazon.comから個人で輸入するトリガーになったりすると嬉しい。

免責事項:
ホラー至上主義者なのはワシのことで、取り上げる作品はホラーに限らないので、そのあたりは柔軟に考えて欲しい。時々余分な事を書いたりや脱線することもあるが、それも味だと思ってほしい。
あと、書く内容については、どこからも金をもらわないし、誰からの圧力も受けない。それだけは守る。ワシは提灯持ちでも宣伝役でもない。 だからこそ書きたいことを書くし、思ったことをストレートに書く。ネタばれも躊躇しないので、潔癖な映画ファンで「普通ネタばれはだめでしょ!」とか言う人は出てってくれ。すべてをバラすつもりはないが、映画を楽しめる範囲である程度ネタばれは書くし、「この作品は観るべきではない。なぜなら・・」という部分にも突っ込んでいく。
また、先の基本方針に絡むが、作品の価値を判断するのは最終的には観客個人に依るものであり、ワシがここで何と言おうと、それで読者が自分の価値判断を変えるべきではない。という考えに基づくからこそ、ワシはワシの基準で勝手なことを書くのである。ワシが○○○と書いたから、という理由で読者は自分の考えを変えてはならない。
反論には配慮するが、水掛け論を続ける気はないので、お互い無駄な努力はしないようにしたい。

その他:
体裁については多少実験的なことも含めて今後どんどん変わっていくので注意。
文体もまだ固まっていないので、回を追うと調子が変わって見えるかもしれないが気にしてはいけない。

そんな感じで進めていきたいので、よろしく。

2009年10月20日火曜日

No.0000

This is first post.

This is test.